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セミナーC
「こんなのがビジネスになるの?(文化の産業化)」

竹中功(吉本興業(株)制作・営業統括本部副本部長)
原恵一(アニメーション演出)
明和電機(アートユニット)
コーディネータ 中島信也((株)東北新社取締役)
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■SeminarA

セミナー会場風景
●中島:このセミナーCはすごいですよ。セミナー講師を選ぶ際に、AにもBにも入らなくてここで面倒見てという方々の集まりですから。このセミナーで皆さん、いろいろなものになれます。「あなたも××になれる」がテーマです。
まずは、
吉本の竹中さん。この方はすごい方でダウンタウンを育てた方で、「あなたも20分で爆笑王になれる。」 明和電機土佐社長には「あなたも20分で明和電機になれる」です。最後は問題のこの方。原監督。「あなたもこの話をきくと金沢人になれる」 原監督は、去年はクレヨンしんちゃんの監督をやってましたが、今年はなにもやってません。これは子供が育ってどっかいっちゃったという感じなんでしょうか。
●原:ぼくが育ててもらっています。しんちゃんから「もう面倒見切れない」と言われました。実をいうと、昨日まで話すことがなくて、逃げ出そうかと思ったんですが、朝の5時まで飲んで樋口監督と話し合って、つかみました。これでいけると。

●中島:では私もCMの監督やってますが、「あなたもこの話を聞いたら健康になれる」というのを話したいと思います。完全に受け売りですが、明治大学の斉藤孝教授の「ハイテンション健康法」というのを紹介します。えぇ「うなずき健康法」といいまして、ただ人の話を聞いてうなずく。みなさんやってみてください。それだけで、話す人の倍の中身を引き出せます。では原監督が仕事があったころの作品クレヨンしんちゃんをご覧下さい。
(クレヨンしんちゃん劇場予告放映)
みなさん、拍手健康法というのもありますので、うなずきながら拍手もどうぞ。では早く金沢人になりたいので原さん、ひとつ出して頂けますか。
●原:昨日勉強しました。金沢の文化と歴史を。まず、金沢といえば。。。その前につかみの話をひとつ。金沢の人がいいました。
「お母さん、きょう何着ていけばいい?」「しましまにしまっしま」(笑)。金沢といえば、食文化!特筆すばきはチャンピオンカレー。チャンカレといえば、Lジャン。カツが硬くて薄い。だけどカレーが魔法をかけてくれて柔らかくなる。

●中島:原さん本当にわかってるんですかね。ここで、僕が作った「餃子の歌」にのせて、僕のCM作品ダイジェストにしたものをご覧下さい。
(CMダイジェスト放映)
この曲、いろんな所にCDにしないか売りにいっているんですけど、返ってくるのはCMの発注だけ。先ほどのセミナーはポケットに1億円の方々でしたが、このセミナーは1人の社長を除き、みな会社員。1人を除き同級生。
めざせ定年退職。勤め上げよう最後まで。が目標。土佐社長は社長だけど、吉本から給料もらっているので、会社員ですね。その点原さんのように仕事してなくても、給料もらうのは苦しいですね。。
●原:給料泥棒。社畜。ここでひとつ。金沢といえば食文化。金沢といえば宇宙軒。トンバラ定食。これです。「宇宙軒のトンバラ。イート金沢に来ているみんなは当然イートしているよね。」(会場爆笑)

●中島:竹中さん、浜ちゃんならマイクでゴツンしてますよね。まあ話を戻しますが、セミナーBの方々は多額のお金を動かすカッコイイビジネス。ここは、かっこわるいけどビジネス全部をお見せします。ねえ竹中さん。
●竹中:吉本に入社してすぐ広報マン。若手養成所を立ち上げて、その一期生が松本・浜田のダウンタウン。当時無印良品がはやったころで、それをもじって、ノーブランド漫才というのを立ち上げた。それまでは宮川○○、島田××など屋号があったが、それがない漫才師の興り。2丁目劇場も作ったし、バクダット、
平壌行って、松村和子の「帰ってこいよ」の大合唱もやったし、「ナビィの恋」も作って。。。ミ
●中島:海外行ったり何しているんでしょうかね。あのー、関西の人は話は面白いんですが、中身が見えない。何も残らない。それでは困るんで後ほどじっくりお願いします。では、ここらでもうひとつ、原監督。
●原:金沢といえば、やはり食。中島さんの餃子の歌がありましたが、餃子といえば「第7餃子」。野田にあるホワイト餃子から7番目に暖簾分けされたから第7なんです。
●中島:筑波時代にホワイト餃子ことホワギョーを食べていた明和電機さんに「あなたも明和電機になれる」をお話し頂きます。

●土佐:明和電機をわかりやすいビギナーから通までわかる説明ビデオをご覧頂きながら、ご説明します。明和電機が作っている作品群は3通りあります。NAKIシリーズ、tsukubaシリーズ、エーデルワイスシリーズ。
売れた収益はすべて商品開発ににつぎ込みます。
うちの収入は、入場料、商品売上、トークで稼いでます。アートから出発しますがアート自体は売らない。それを小ロットの製品にして売る商売です。ABCDEFG計画がもっとう。Art Book CD DVD Exbition Fashion Goodsの頭文字。

●中島:これでみなさん、明和電機になれましたでしょうか。どうです原監督。
●原:アートな金沢にぴったりですね。金沢は同時にアカデミックなところ。金沢はみんなよく食べる回転寿司の機械を作った会社があります。日本クレセントといいます。
●中島:機械は本来オイルをつかうので、食とあまり結びつかないのですが、食用油をつかっているんですかね。では、おまちかね、爆笑王になれる話をお願いします。竹中さん。

●竹中:私もパワーポイントでプレゼンし爆笑王に成りたくない方は、出てってもらって結構ですから。
世間では、データと情報をごっちゃにしてます。これは大きなちがいで、データは
非属人的なもの。情報は属人的なものです。このちがいがわかれば、お笑いのメカニズムがわかります。「花月の南50mのところに千歳といううどんやがある」というのはデータ。「中島はんにきいたら、そこのキツネうどんがめちゃうまいらしい。」これが情報。人の趣味趣向が入っている。みんなの知っているデータをしっかり眺めてうまく解釈すれば、いい笑いをとることができる。若い芸人は、自分たちしかわからないデータを語ろうとしてよく失敗する。

●中島:原さんはこれを逆手にとって、一部の人しかしらないというデータベースの狭さを語るというのはこの原則をしっているからいって笑いを取っているわけですね。竹中さんに、来年この場に芸人さんをたくさん連れてきて頂いて、大喜利大会を開いて頂きましょう。
●原:
僕は所詮データベースだけで、情報になっていない。
●中島:データベースだけでもおかしいのは原監督。
●原:最後に受けないネタを。東京にゴーゴーカレーという店があります。これは、ご当地の松井選手の母さんの手作りカレーを食べさせてくれる店で、樋口監督から教えてもらいました。昔のソースをかけた家庭の味です。
●中島:だいぶ情報らしい話になってきましたね。竹中さん、笑いがなくなるとどうなるのでしょうかね。

●竹中:お笑いはある面、平和産業。今日のセミナーの映画とか音楽とか、笑いは豊かさの現れ。お金をかけなくても笑いはつくることができる。大阪の人は、人を楽しませることを身につけている。また、結論を先にいって、それから議論する。みんな親切だし、しらん人にも「にーちゃん、今日暑いなあ」と声かけてくれる。
●中島:この間、大阪のCM協会で話をしてて発見したんですが、大阪は、その中で完結しないことを発見。ぼけっぱなし。例えばCMにしても、東京で水をのんで「おいしーーぃ」というと「君それ大げさだよ」というが、大阪では「おいしーーーーーー」で次のコマーシャルに入る。いじってもらいたい。これが大阪CMの極意。
いじってもらうためにぼけることが、厳しい商いの中で、ユーモアを潤滑油というかエネルギーの源泉にしていると思う。

●土佐:僕は神戸に生まれ広島に育ち、大学が筑波でしたが、日曜の昼の吉本劇場の曲を聴くと、いまでもほんわかしちゃいます。ところで、明和電機の特徴は、プレゼンテーションワーク。説法。見せる努力が大変なんです。ドメスティックなネーミングなので、海外では受けない。印象に残るモノを作らなければ伝わらない。

●中島:そろそろまとめに入りましょうか。原さんで僕が気に入っていることばなんですが、「いずれ何者かになっていくみなさん。何者でもない自分を忘れないで」この言葉が大好き。結局自分にしかなれないわけで、自分のスタイルで周りにエネルギーを起こしていくことが楽しいと思います。
●原:サラリーマンであればこそ、いい意味でお客や上司をだますことが大切ですね。
●土佐:僕は、楽しいこともやっているし、人もだませるし、気力もあるが、最近身体がついていかない。秘法みないたのないですかね。
●中島:あります。それはまた夜塾で。では最後に若い健康な人に先輩としてメッセージをお願いします。

●竹中:「人と違え」この時代をたのしもう。芸人を目指す若手には、「絶対に売れる秘訣は、売れるまでやめないこと。」と言っている。

●土佐:楽しんでやることが基本点。ものをつくることは自分にとって出発点であるが、それを作り続ける環境を作ることが大切。

●原:今回本当に何をはなしていいかぜんぜん思いつかなかった。しかし、朝の5時まで飲んだおかげで何か生まれる。あきらめないで。がんばろう。金沢の誇る食を、皆さんこれからもたべまっし。

●中島:イートのすばらしさは、なによりこうしたすばらしい作品を作った方々に来てもらい、直接同じ空気のなかでいれるすばらしい体験ができること。ゲストの方々もみんなとコミュニケーションしたいと必死で話を考えてくれる。本日はありとうございました。もう一度、皆さん拍手を。

(敬称略)


コーディネーター 中島信也氏

原恵一氏

明和電機 土佐信道社長

竹中功氏
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