eAT'11 セミナーC

「e アース」

 

eAT'12 seminarC













セミナーC「earth」

モデレーター
菱川 勢一(映像家)
坂本 美雨(歌手)
佐藤 健寿(写真家)
山崎 亮(株式会社studio-L 代表・コミュニティデザイナー)

 総合プロデューサー菱川氏がモデレーターを務めるセミナーCのテーマは「アース(地球)」。セミナーCのゲストも菱川氏ならではの人脈で、多彩な顔ぶれです。鹿児島のマルヤガーデンズで菱川氏と仕事にかかわった、コミュニティデザイナーの山崎亮(やまざきりょう)氏、写真家であり、UFOや世界怪奇遺産の話題で人気のWebサイト「X51.ORG」がブログの人気グランプリに選ばれたこともある主宰者の佐藤健寿(さとうけんじ)氏、そして歌手の坂本美雨(さかもとみう)氏の組み合わせもイート金沢ならではのと言えます。

 三人の自己紹介からスタートしましたが、山崎氏のコミュニティデザイナーという肩書きは一般人には馴染みの無いものですが、
山崎氏自ら、簡単に説明していただきました。

山崎●地域の課題を地域に住む人たちが解決するため」にコミュニティをデザインし、そのコミュニティのケアサポートをしていく仕事です。

具体的にはまちづくりのワークショップを計画したり、住民参加型の総合計画づくり、建築やランドスケープのデザイン、市民参加型のパークマネジメントプロジェクトなど。地元の人との話し合いなどが必要な根気のいる仕事です。ハードではなく、そこに住む人と地域が永続的に活性するための仕組みづくりをデザインとして捉えて活動されています。
 佐藤氏は自然と珍奇、奇習やタブーといった視点で、これまで、自ら情報を集め世界を旅し取材して写真に残してきた。すでに世界60カ国以上を巡り、その取材記事は、自身が主宰するWebサイト「X51.ORG」に掲載し人気を博している。写真集『奇界遺産 THE WONDERLAND'S』(エクスナレッジ)を発売しアマゾンでも販売するなど、地球を旅しながら独自の活動を続けているアーティストです。かれがきりとる世界の文化や風習には、おどろくほど奇妙に思えるものや不思議な遺産が人類にあることに気付かされます。

坂本氏は、父に坂本龍一、母に矢野顕子を持つ音楽一家生まれの歌手、イート金沢には、一昨年森本千絵氏のプロデュースでもフォーラムとセミナーにご出演いただ、美声を聞かせていただきました。現在、さらに活動の枠を広げ、音楽活動だけでなく舞台、執筆、ナレーションなどでも活躍する一方で、動物愛護団体「Freepets」の立ち上げなど、動物愛護のボランティア活動を行っています。

坂本●2012年は動物保護法の改正の年。それに向けて2年ほど前からペットショップを減らす、法律を改正する面でも署名活動をしています

今回、彼女が話す内容は、そのボランティア活動からみた「アース」という視点です。

コミュニティとアースについて

山崎氏のコミュニティデザインの仕事は、過疎化した地域が舞台となることが多い。
佐藤氏が切り取る映像は、一般には変わってみられるが、そこに住む人からすれば当たり前の世界。
坂本氏が取り組む、天災や人災で見捨てられた動物の介護から新たな里親探し、飼い主探し。
三人の活動は、まったく接点がないようにも思えますが、それぞれが、地域に密着して何かを生み出す試みとも言えます。

山崎●コミュニティデザインは、いわば地域を束ねていくのが仕事です。その地域に根付いたアクションをもたらすためには、コミュニティをいたずらに大きくするとか、広げていくことを目的とせずに、いかにコミュニティを実感できるような仕組みを作り上げるのかが重要です。人と人とのつながりが一番大切で、コミュニティに関わる人たちが責任を持って耕し続けられれば、やがて文化として根づくと考えています

佐藤●中国・貴州省には、世界で唯一、巨大洞窟の中にある村が存在します。年間水量が多いこの地域にとっては、快適なくらしができる場所が、昔からたまたま洞窟の中だったわけですね。しかし近年、みっともないという理由で、政府が作った外の村に強制的に出されてしまいました。ところがその後、政府は認めていませんが、村人は元の洞窟の中へ生活の場所を戻して暮らしています。
学校もその中にあります。一般的には変わって見られることでも、住民にとってはちゃんと理由のある当たり前の光景が世界にはたくさんあります。そこに行かなければわからない文化を、自分の目で確かめ、これからも伝えていきたいと考えています

坂本●年間で、日本だけで28万匹以上のペットが殺処分されている現実がある一方で、東日本大震災以降、被災動物の問題が起きました。Frrepetsでは、その後スグに福島で被災動物のレスキュー活動を始めました。地域住民の方々は、震災当初、(原発による)避難生活が何カ月にも渡るとは誰も想像してなくて、一時避難だと理解していたんです。被災動物は、やむなく一時的な処置で、飼い主は誰も見捨てる気なんて毛頭なかったわけです。愛護活動をしているコミュニティは、職業も年齢も関係ない人たちが集まっています。今ある現実を少しでもよくしたい、ただそれだけのためです

菱川●地球上にはあらゆるコミュニティが存在します。しかし、ただ外からそれを見るだけではなぜそれがコミュニティとして存在しているのかは理解できないと思います。なにも日本をどうしようとか、そんな大きなレベルではなく、普段の生活から一歩前に出るだけで、自分に新しい目線が生まれることは多いのではないでしょうか。それが好奇心であり、豊かな暮らしにつながるセンス・オブ・ワンダーだと思います。今回来場の皆さんには、今日の話からなにかひとつでも自分の日常の気づきにつながるものを持ち帰ってもらえれば幸いです。ありがとうございました。

地球という視点で、コミュニテに着目した活動をつづける各氏の今後の活躍を注目・応援しましょう。
                                        (文責 事務局)

NTTbanner necbanner nttcom-west banner ntt-docomobanner ntt-finance banner telwel-west banner syoseki banner 金沢市企業局 ntt_com_w.gif