eAT'14 スーパーレクチャー

『あたまゆるゆるビジネス』


シモダテツヤ
株式会社バーグハンバーグバーグ代表取締役

シモダテツヤ
株式会社バーグハンバーグバーグ代表取締役

はじめまして、バーグハンバーグバーグのシモダと申します。今からひとつもカッコいい話しないので、満足させられるかちょっと自信ないんですけど。

まず、どういう会社か。知らない方も多いかと思いますので、どういうことをやっているか、説明させていただきます。

まず、自己紹介なんですけれども、私、シモダテツヤと申します。前はペーパーサーバという会社でマーケティング、プランナーとして働いていたんですけれども、その在職中に個人でお笑いポータルサイト「オモコロ」というものを立ち上げて、それが発展して、バーグハンバーグバーグという会社になっております。バーグハンバーグバーグ、どんな会社なのか、企業理念は「がんばるぞ」。これは、がんばったときは、がんばらなかったときより2倍以上結果がいいんですよ。だからそのほうがいいなと思って、企業理念を「がんばるぞ」にしました。次に会社のポリシーですが、「ふざけたことしかやらない」ホントにまじめな仕事とかは一切やらないでおこうと。たまにデザインだけお願いしたいと依頼がきても「やってません」といいます。お笑いに関すること、ユーモアに関することのみやらせてもらってます、というような形でやってます。なぜか、これは起業するときにお笑いポータルサイトから発展している経緯もある。まあ、いろんなコンテンツをつくる制作会社にあたります。

どういう社内制度があるか、オリジナル祝日があります。6月って祝日がないんですね。そんな月ってつらい。うちの社ではつくってしまおうと。2011年は「国民の屁の日」、その翌年は「ヘム鉄の日」と、その翌年は「父の父の日」といったものをもうけて、堂々とずる休みする、そんな社風です。そのほかに「業務を停止して社員全員でタイ10日間旅行」これ、社員旅行じゃなくて、会社つくったときに会社止めたいな〜と思った。でも売上があがらないのでとめれない。じゃあ、ホントに売り上げあがらないのか。あたりまえだと思っていても、本当にそうか。知らない人をバーンてたたいたら怒られる、じゃあやめておこう。でも、バーンてたたいたら喜ばれることもあるかもしれないじゃないですか。でも、ないことがほとんどですけど、もしかしたら。。。そのもしかしたらをやってみたいな、っていう思いがすごくありまして、会社を止めたいと。でも社内から反対もある。でも止めたいな。そんなときサウナでテレビをみていた。15年前、僕バックパッカーやってて、そこでできたタイ人の親友、10年前から音信不通だったが、そのサウナで見ていたタイの秘境を訪ねるテレビに、そいつがでてきた。で、村の名前がソップイン村。

その村の名前だけを頼りに人探しをしてみようと。そして会社にいって、社長の親友を探しに社員全員で来なさいと、旅立った。実際、村の名前だけで見つけ出した。サボる理由も人探しみたいにいいふうにいえば、世間的にゆるしてもらえる。

次に、普段やっていること。お笑いポータルサイト「オモコロ」、そのほかに4コマまんがであたっりとか、プロモーションサイトの制作、企業の採用ページ、あと雑誌の連載記事、ウェブメディアのコンテンツ、コーナー作成、LINEのスタンプ制作とかやってます。

主な実績は、自社メディア「オモコロ」。平日は毎日更新。面白記事が載ってるサイトです。

あと「インド人完全無視カレー」をつくりました。まずインド人を招きました。その監修に招いたインド人のアドバイスを完全に無視しました。すべて無視してつくったものが「インド人完全無視カレー」です。無視することによって、非常に日本人の口に合う味に整ったと思いました。目の前でトムヤムクンをぶち込むなど、その悲しい表情がスパイスとなって生まれた。これ1回目出したときに完売した。そのカレー屋が第2弾をしたいと。でも、同じことしたくない。でも店が出したいのを止められない。1個千円の冷凍カレーで販売してた。値下げしてレトルトで再販。でも打ち出し方は。。。おもしろいことしたいし。。。

前食べた時よりまずい、まずいなら正直にいってしまえ、「おいしさ0.8倍」とキャッチコピーをつけた。こういったとき劣化ですよと、そういうことを伝えることで消費者の信頼を得る、値段を下げた代わりに、味も下がりましたと、正直さをアピールした。

ほかにも「業界初!ヤンキーにシメられながらのロングインタビュー」。モバツイッターというツールをつくった人と、MIXIをつくったバタラさんという人いまして、エンジニアを募集したいから、対談している様子を伝えるページをつくってほしいと頼まれた。プログラマー同士の対談って、プログラマーがみたときはおもしろいが、それ以外の人がみたときはおもしろくない。みようと思わない。じゃあどうやったら見てもらえるか。側が面白かったらいいのではないか。たとえば、しめられながらインタビューを受けていたら、人は読むんじゃないか?そう思って、ヤンキーに囲ませて「おい、お前、なんで起業したんじゃ」と、ヤンキーが聞いていく。このように、見た目変わっただけで、この人たちがどんな人であっても、ちょっとは読んでくれるんじゃないかと。ヤンキー役のバイトにも無理やりパンチパーマあてた。それで、別のバイトがクビになり、こちらに専念してくれることになりました。

941(クシイ)ブログのオフィス訪問を受けた。空き地で中学生アルバイト(?)を置いたり、トイレも開放的と紹介。

エイプリルフールにあわせて、新卒採用始めた。僕はスーツ、僕以外潤ってない風の写真を乗せた。また社員はお金を借りれるだけ借ります。そのお金を僕に渡して、僕から社員にどんぐりとか落ち葉とかきれいな貝殻を渡す。そういった会社です。

地獄のミサワLINEスタンプ。地獄のミサワ、みたことあるよって方もいらっしゃると思います。スタンプを販売している。最近LINE、みんな使ってる。でも、最近、僕らの出しているアイディア、ぜんぜん通らなくなりました。ボツネタ。コーニーとブラウンを地獄のミサワでもやってみようと。やってみたら、めちゃめちゅ怒られて、それ以来取引がなくなりました。二度と出せなくなりました。

ホンダともいっしょに仕事している。「お金をもらって車を宣伝するサイト」をつくろうと。で、Nボックスのキャッチコピーを考えたり、バンパーだけをプレゼントしたり、車に車カバーをつけて宣伝した。

他に、「貧乏人は見るな!金持ち専用の不動産投資マッチングサイト『楽待』」。不動産投資会社から会員数を増やすため、プロモーションしてほしいと依頼があった。ユーザー目線でみると普通の人は関係ない、金持ちのやることじゃないですか。僕らは無関係。無関係なら最初に年収1000万円以上か以下か二つ選ばせる。金持ちのほうなら、めちゃめちゃこびる。服従したりとか。逆に1000万円以下ならめちゃめちゅ対応が悪くなる。最終的には文字がかすれて見えなくなる。

最近やったやつで、「わかりすぎて困る!頭の悪い人向けの保険入門」。まずそもそも、保険ってむずかしい。まずわかりやすいように、保険加入者をリンゴに、保険未加入者をバナナに、保険をのどグロに、病気をポン酢に、事故をすしに、お金をクレオパトラに、家族を土に、掛け捨てをポールスミスに、積み立てをクレオパトラの妹に、入院をビスに、置き換えます。わかりやすいですね。わかりやすく図にすると、たくさんのクレオパトラが支払われたり、一部のクレオパトラが支払われたりしますと。で、これ、自分でも頭がおかしくなってきたんですが、公開しますと多くの「いいね」が押されたり、ツイートされたりした。過去うちが作った中で、一番の数値がでた。このような結果をみて、がんばってよかった、攻めてよかったと思った。こういう制作をするときに、多少自分らのエゴを出すことが大切であると思った仕事でした。

ほかに、「結婚祝いにシマウマをおくってみた」。うちの社員が結婚した。結婚祝いをさがしていたら、等身大でリアルなシマウマのオブジェがあった。それを彼がいない間に家の中に搬入した。この違和感、圧迫感、これがよかった。これをブログとかでまとめて公開した。

ビジュアル撮影に、気を使っている。まず「札束風呂」。これって、意外と安くできる。200万円でできる。この絵をつくるとき、下にビニール袋をひいている。

他にやってみた絵、知り合いを「生き埋め」にしました。試してみようとのことで、「消火器をぶっかける」。「囚人インタビュー」とかをやって、ビジュアルづくりをやってた。

案の際に心がけていること、大事だな、うちの文化だなと思っていることが、「威嚇案」。これは何なのか、提案を受ける会社さんのうち、頭の固いところとか、コンプライアンスを気にしているところとか、攻めようとしていたのにいわれてみたらビビったりとか。そういうことがいっぱいある。そのような方の意見も組んでいかなくてはいけない。そんな中で初めから通るような案ばっかり出すのはすごくつまらないと思っている。それで、相手を威嚇するような案を必ず入れこんでいる。絶対通らないとわかっているけれども、俺らがやりたいと思っていることはこういうことだぞと、アピールします。

仙台のセルバというショッピングモールとの提案の際に、仙台とゆかりのまったくない弁慶で「春の弁慶フェア」ってやりましょうと適当にいった。すると通ってしまい、やることになった。街を弁慶で街おこしだ、弁慶でマネキンにしたり、弁慶のマスコットキャラの人気投票をしたり、こういった奇跡的にとおる場合もある。

ただ、失敗するようなこともある。これは日清食品からの依頼のこと。我々はまず仮説を立てる。「サイト上にカバの肛門を設置することで人はその肛門をクリックしたがるのでは?」クリックすると日清食品のサイトへ。そして、クイズに正解したいという心理を利用して、「どれがカバのケツの穴だ?」というページをつくれば、そこから日清食品に人が流れるのではないか。で、肛門のイラストをなべて、成功すると日清食品、失敗するとエースコックに行きます。これを提案したが、エースコックのほうに人が流れてしまうのでボツになった。

ただこの威嚇案っていうのは通っても通らなくてもいいんです。やることによって、脳が動く、こんなことできないだろうなって初めから考えないことが一番悪だと思う。初めからできなくてもいっちゃおうぜ、考えることは無駄じゃないぞ、これは発想を新しくする上で大事なことだと思うので、威嚇案を大切にしている。

ご清聴ありがとうございました。