eAT'14 スーパーレクチャー

『邪企業』 


ボケるディレクター
花岡 洋一


ボケるデザイナー
山根 淳

株式会社 人間

株式会社人間、花岡です。山根です。ぼくらはしめっぽい笑いですが、わらってやってください。僕らは18歳くらいから作品づくりを二人でやっていた。以後14年やっている。

我々のテーマ、コンセプトは面白くて、変なことを、考えている。これは最初からいい続けてやっていることです。アホなことをやっている中で、あまりないがこんなまじめな仕事をやっていることを紹介します。

「THE世界一展」、去年の5月くらいにできたナレッジキャピタルでやったもので、そこのプロデュースチームとして、ウェブとか広告とかをやらせていただいた。結構規模がでかくて僕ら以外は40,50代の中でやって、ほぼ罰ゲームみたいな状況だった。いろんな案を出したが一つも通らず、普通っぽいことをした。同じ会場で、初音ミクを使ったARアプリを開発し、1か月限定でARアプリでステージにかざすと3Dのバーチャルなアイドルが演奏をしてくれると、みればみるほど、盛り上がって花火があがったりもする。テクノロジーつながりで、NHKのビットワールドでKinectという技術をつかって、宇宙人が動くのは、この僕らのシステムをつかっている。

その中で、ケンドーコバヤシさんとコラボで、美女からみられている「見てるおんなやさかい」とアプリをつくった。これはケンコバさんの悩みで毎晩動画をみるが、誰かに見られたいと欲求がある。その欲求をみたすために、このアプリをかざせば、まるで妹にみられているように背徳感を得られるアプリをつくりました。

最近作ったので、妄想テレパシーの略で「妄テレ」。たとえば、電車で僕の前に女の人がいて、これをかざしてタップすると、エロい声が聞こえる。あたかもその女の人がいったように聞こえるアプリをつくりました。まずレベル1「妄想のアプリをつかって、妄想してくれてるのかな」レベルマックス「あー、電車の揺れだけでイケる体になりたい」。こんなふうにおもってると、こんなふうに妄想を高めるアプリを公開しました。

ここに座っている中島信也さんとは、5年前に出会いました。ワンクリックアワードというものがありまして、そこの審査員として、僕らはチャレンジャーとしてでて、そのときの打ち上げで「いちびりなさい」との言葉をいただいた。4ヶ月後に大阪であった中島信也CM展で無理やり株式会社人間の名誉顧問になっていただき、その2ヵ月後に大阪のアメリカ村で「十人の巨大父展」で巨大ハゲ頭のひとつが中島信也さんとさせていただいた。

去年「アホテック東京」で東北神社の中島住職として参加してもらった。

人間の山根です。「邪企業」ということで、我々こういう場面で自分の会社を説明するときになかなか一言でいう言葉がないな、散々悩んで「邪企業」という言葉がぴったりきた。その説明をさせていただきます。株式会社人間は邪企業である。英語で書くとevil company。

間違ってはいけないのは、邪企業はブラック企業とは違うということです。邪企業とは様々な理由から企業としての王道である、利潤の追求、消費者ニーズを多少無視した、邪道の道を行く企業を邪企業と呼びたいと思います。裏理念として、実際「反則勝ち、やったもん勝ち」をテーマに作品をつくっている。ルールがあったら破りたい、とか。

邪道と外道の違いにも触れておきましょう。外道とは血も涙もない行い、邪道とは、本筋から外れた行いである。これを念頭において我々を見てほしい。ではどんな人が邪道なのか、こんな人たちがいます。で、大仁田厚はわかりやすくて、自分で邪道といってプロレスラーなのに武器をもって、毒霧も吐く。完全に邪道だなと。

あと、僕のとても尊敬している明和電機さん。アート界ではかなり邪道なほうだと思う。ずーとコスプレしている。

邪道の必要性ですが、王道以外のニーズも存在するはずである。このイート金沢に来ている人も半分は勉強したいと思ってる人もいるし、半分はそうでない理由の人もいるはずである。細長いお菓子は?というと、大半はポッキーと考える思うが、フランやトッポのことを考える人もいる。そういう邪道のニーズのことを我々は邪ニーズ(じゃにーず)と呼びたい。たとえば、SMAPは邪ニーズではないが、TOKIOは邪ニーズであり、城島茂は邪ニーズJr.になる。

ここで邪道を実演したいと思います。(なかなか実演できない)邪道はリスキーで失敗が起こりやすい。

これは「ハゲアタマッピング」。邪道の作法の一つ。「バカにする」委員長の頭にアホとかいても、邪道ではOKなんですね。もし我々の作品で邪道を表現するとしたら、「鼻毛通知代理サービス・ちょろり」といいまして、鼻毛出てる人に直接鼻毛でていると言えないので、第3者からメールで通知してあげるコンテンツサービスです。

二つ目の邪道は「エロを利用する」ということですね。永遠のテーマではあるが人前では憚れることである。そのエロを利用することでよりインパクトを与えることができる。たとえば、「キネクト巨乳」。海外のニュース記事にもなった。それを聞きつけて、NHKからオファーにもなった

次の邪道法は「悪口をいう」ということです。普通はダメだが邪道の中ではOKになります。たとえば、頭で表現すると「人間さん 今 すべってんちゃうんかなあ」。

これを作品にすると「人間ゲーム」になります。カードゲームです。人の悪口が書いてあるカードを人狼のルールで、だれが悪口をいったかをあてるゲームです。すごいおもしろいです。

次の邪道法は「本業をやらない」です。うちはITの会社ですが、ウェブとは作らないという結論にいたりました。「スイス」というダジャレの椅子を作った。足を組んで座ると丁度「イ」の形になるので、「イス」と読める。そこそこ売れた。スイスホテルのロビーにも置いてもらった。

最後の邪道法が「アンチ精神」です。なんでもあらがうことが新たな道につながるんではないかと思う。石頭、ロックな精神が大切であると。うちの作品になると「アホテック東京」です。これは日本最大の広告イベント「アドテック東京」に呼ばれることになったときに、小さい会場になってしまった。そこで抗いたい、マーケティングに関係のないことをしたいという精神で始まったのが「アホテック東京」でした。

まとめたいと思います。頭を使って考えるということ。邪道というのは、0からちゃんと考えることとまとめさせていただきます。